ヒト化抗CD4抗体：固形がんプロジェクト

• 担癌マウスモデルの研究から、一過性にCD4陽性細胞を除去すると、腫瘍特異的・活性化CD8が増殖し腫瘍に浸潤し、抗腫瘍効果を発揮する
• 免疫チェックポイント阻害剤と併用することで、種々のがん組織に対しシナジー効果を発揮する
• 活性化CD8の増殖が起こるので、組織ではなく、血液中のモニターで効果がモニターできる
• 免疫チェックポイント阻害剤が有する免疫系の重篤な副作用が軽減できる
• AMED支援を受け、医師主導phase 1臨床試験が進行中

ヒト化抗CD4抗体：GVHDプロジェクト

• 血液がんの根治療法は幹細胞移植（HSCT）しかないが、時に重篤なGVHD（graft-versus-host-disease）が発生
• ドナー側のCD4陽性細胞を除去するだけで、HSCT処方で腫瘍による死亡・GVHDによる死亡も回避可能
• humanized マウスモデルを用い、ヒト化抗CD4抗体で、同様な現象の再現を確認
• 固形がん対象のphase 1結果をもとに、GVHDへの治験を企画中